美容師

美容師はこんな人

カットやパーマなどで髪型をデザインしたり、着付けをする仕事。

  • かわいい髪型を目で追いかけてしまう
  • 雑誌の気になるヘアスタイルはスクラップ
  • 仕事中のファッションセンスも大事

美容師はどんな仕事?

カットやパーマ、カラーリングなどでヘアスタイルを形づくる美容師は、クリエイターであり、接客業でもあります。技術を磨くことはもちろんですが、お客様とのコミュニケーション能力も問われます。また、チームワークも大切。シャンプーやブローなどは、アシスタントが担当することも多く、数人のスタッフが関わって、髪型をつくり上げるからです。

■指名・担当制のシビアな世界

サロンに就職した場合、基本給与がありますが、プラス歩合というように給与が上がっていくのが一般的。技術力に加え、心地よい時間を提供し、固定顧客を持つことが重要です。指名されなければ給与が上がらないシビアな世界とも言えます。おしゃれなイメージの強い美容師ですが、お客様は当然、センスのいい美容師に髪型を任せたくなるものです。

■サロンだけじゃない活躍の場

多くの美容師はサロンに就職しますが、結婚式場やホテルの美容室、化粧品メーカーやヘアメイクアップアーティストの事務所、トータルに美を追究していく美容アドバイザーなど、美容師は活躍の場を多く持っています。将来の目的に合わせてじっくり決めるといいでしょう。

美容師になるには?

国家資格を取得する

美容師になるには、国家試験である美容師試験に合格しなければなりません。そのため、一般的には専門学校に通う人が多いです。専門学校では、美容師になるための技術を身につけながら、国家資格を取るための勉強ができます。昼間・夜間課程は2年、通信課程は3年通います。また、サロンで働きながら専門学校へ通う道もあります。美容師のタマゴを応援してくれるサロンもありますから、スクールを併設しているサロンなどに相談してみるといいでしょう。いずれにしても、国家資格を取得した後、3年~5年のアシスタント経験が待っています。

美容師の仕事内容

AM9:00:朝のミーティング

開店前のミーティングで、1日のサロンのスケジュールを確認し、目標を発表します。自分のお客さまの予約状況を把握し、1日の流れを想定。

AM11:00:予約のお客さま来店

丁寧なカウンセリングで、お客さまの要望を確認。パーマやカラーは、アシスタントと一緒にしますが、カットは基本的に自分ひとりで行います。

PM9:00:サロン弊店後

閉店後のミーティングの後は、アシスタントの練習にアドバイス。自分自身が新しいヘアスタイルの研究に取り組むこともあります。

美容師の現状・将来性

メディアなどでは、男性美容師の活躍ぶりが目立ちますが、女性美容師の方がまだまだ多く、美容師全体の約9割を女性が占めています。また、美容師という同じ職業でも、福祉施設でのカットをする福祉美容に携わる人から、テクニックをマスコミに売っていく人、独立して自分のサロンを経営する人、フリーランスで顧客を持つ人まで実にさまざま。人気が高く、競争の激しい美容師業界において生き残るには、可能な仕事を増やし差別化を図りたいところ。この傾向はサロンにも見られ、ネイリストのいるサロンやエステティックのコーナーを設けるサロンなど、各サロンがサービスの多様化を模索しています。

お仕事DATA

平均収入

サロンに勤めた場合、技術者で22~27万円・見習いで15万円前後。パートタイムで働く場合は、時給1000円くらいです。

勤務時間

サロンの営業時間は、10~11時間です。ローテーションで労働時間を調節しているサロンが多いようです。

必要資格

国家資格が必要です。試験は、「筆記試験」と「実技試験」が行われます。