東京都
日本獣医生命科学大学

日本獣医生命科学大学

学部は、獣医学部に獣医学科・獣医保健看護学科、応用生命科学部に動物科学科・食品科学科の、2学部4学科。大学院は、獣医生命科学研究科に獣医学専攻・獣医保健看護学専攻・応用生命科学専攻の、1研究科3専攻を設置し、充実した施設・設備の中で最高の教育および研究活動を行っています。
最先端の獣医学と動物の保健看護、産業動物の生産と供給、安全な食品の流通と食育、食の安全など、新しい生命科学を真摯な姿勢で探究しています。

所在地 〒180-8602 武蔵野市境南町1-7-1
交通 JR中央線、西武多摩川線「武蔵境」駅南口より徒歩2分

学部・学科コース情報

獣医学部

応用生命科学部

 獣医学科

6年次:80名

獣医師は犬や猫などの伴侶動物や牛や豚などの産業動物の獣医療分野だけでなく、我々が口にする食品の安全管理や動物とヒトの共通感染症の制御に関わる分野も活動の対象としています。獣医師になるには獣医学科のある大学で獣医学教育を履修し、農林水産省が行う獣医師国家試験に合格しなければなりません。
本学獣医学科では、在籍期間の6年間を通して能率よく学習するためのカリキュラムが組まれています。基礎科目の学習に始まり、病態やその原因に関する知識を広げ、そして獣医療や衛生管理の理解を深めていきます。附属施設である動物医療センターや富士アニマルファームも活用し、伴侶動物や産業動物の獣医療を習得します。また、基礎、病態、衛生管理、臨床の獣医学に加え、魚病学や野生動物学の研究室も配置し、幅広い分野での卒論研究を可能とすることで、学生の多様な学習意欲を満たす環境を整えています。
卒業生は、動物病院、公務員、農業共済、動物園、水族館、動物薬や飼料メーカー、大学教員等、幅広い分野で活躍しています。多岐にわたる獣医療および獣医学に貢献できる獣医師の育成を目指しています。

 獣医保健看護学科

4年次:100名

獣医保健看護学科は、愛玩動物・産業動物・野生動物等のケガや看護ならびに動物の健康を維持するための疾病予防、動物衛生、環境保全、さらには動物福祉について広く学べる獣医系大学に初めて設置された4年制の学科です。
学びの領域は、大きく4つに分かれ、「獣医保健系」の科目では、動物の疾病の成り立ちを、「臨床動物系」の科目では動物の臨床看護を、「環境保全系」の科目では、野生動物と環境保全を、「動物福祉系」の科目では動物と社会の関わりを総合的に学びます。私達は4年間の学びを通して、的確な判断力・対応力を養い、獣医保健看護学の高度な専門知識と技術、生命倫理感を備えた獣医療技術者(動物看護師等)を社会に送り出したいと考えています。
卒業生は動物病院のみならず、衛生検査・動物管理関連機関、動物検疫所、医学品・食品・飼料・生活用品製造企業、野生動物の保護・管理施設などの様々な就職先で活躍しています。また、大学院獣医保健看護学専攻博士課程が設置されている事も特色の一つです。
皆さんと共に「獣医保健看護学」の素晴らしい未来を築き上げて行きたいと、切に願っています。

 動物科学科

4年次:100名

本学の動物科学科は「動物好きな学生と動物好きな教員が、ともに動物について学ぶ場」です。最大の特徴はカバーする領域の広さです。1、2年次にはマクロからミクロまであらゆる領域を広く学び、3年次からは専門的な研究を深める……4年間の学びを通して「動物のエキスパート」になれます。
本学科での学びは、3つの領域で構成されています。産業動物を中心に、おいしく安全な畜産物を生産するための科学を学ぶ「畜産資源科学」、遺伝子や細胞の操作、実験動物の取り扱いなどを学ぶ「応用動物科学」、産業動物の飼養から流通・加工・販売・消費までの全プロセスや野生動物との共生を体系づけて学ぶ「動物社会科学」です。いずれの領域も「人と社会のために必要な動物」という視点から教育・研究を行なっています。
卒業生の進路は多彩です。産業動物の品種改良、牧場、動物園、飼料・食品メーカーでの営業・商品開発、卸・小売業、胚培養土、製薬会社の治験、様々な検査、公務員など、多彩な業種で活躍しています。動物科学のさらに上のスペシャリストをめざして大学院に進学する卒業生もいます。今後も、向学心や好奇心あふれる学生が、さらに広範な分野で躍動してくれることを願っています。

 食品科学科

4年次:70名

食品科学科は、我々が生きていく上で必要不可欠な食品の供給を維持し、健やかな人生100 年を実現するための豊かな食生活を支える人材を育てる学科です。本学科に入学した皆さんは、4年間で食品の備えるべき3要素、すなわち、安全、栄養機能、おいしさを中心に、食品生命科学全般を学びます。その結果、卒業生の多くは食品の研究開発、安全衛生、産業創出を担い社会に貢献する「 食のスペシャリスト」として食品業界で活躍しています。
また、2021年度より、新たな取り組みとして「食品大好きプロジェクト」を開始。食べる、つくる、研究好きな人集まれ!と呼びかけ、研究開発、安全衛生、産業創出に欠かせない研究能力の一層の向上に努めています。本プロジェクトに導入された早期ゼミ制度では、通常は3 年次前期からの研究室所属を1年次後期に早めて、食品研究の最前線に参加できます。これにより、早期から専門知識と問題発見・設定・解決力、コミュニケーション力やプレゼンテーション力の習得はもちろん、研究のおもしろさを存分に感じることができます。「食」に興味のある人、ぜひ、ともに「食 」を究め、守り、創る道を歩みましょう。